何故? スズメバチが秋に攻撃的になる理由
どうも、野営.jpです。
最近北海道は他県より一足早く秋になりつつあります・・・夜は肌寒いです。
日中の気温もかなり落ち着いてきたので、外での活動もしやすくなってきたのですが、「奴ら」の姿を見るのが多くなってきました。
そう、スズメバチ・・・
オレンジと黒の、おっかない蜂。あれが街中でも頻繁に飛んでいる所を見かけるようになり、微力ながら注意喚起になればと思い、記事にしました。
ミツバチなんかは春ごろ花の蜜を集めるのに活発になるのですが、なぜスズメバチは秋になると活発になるのか・・・
大きな理由としては、「大きくなった巣を外敵から守るため」「新女王の育成期間」この条件が重なることで、働きバチが一番一生懸命働いている季節だからです。
守るべき家も子供も大きくなり、働きバチはかなり神経質になっています。そこに自分たちより何倍も大きな人間が近づいてくると威嚇ののち、攻撃します。
一見おっかないスズメバチですが、家と子供を守るために必死だったんですね・・・。
とはいえ、刺される側の人間もたまったもんではないので、しっかり対策したいです。
秋のスズメバチの対策法
秋の、と言っても他の季節とあまり変わりません。
色の濃い服装を避けて、香りの強い香水などは付けずに外へ出かけましょう。
えっ?黒以外も危ないのかって?
実は日本ミツバチ以外の蜂は色の区別が付きません。色の濃淡は識別できますが、黒と紺の見分けは全くつかないといっても良いです。
理想は白い服が一番安全ですが、キャンプに白い服ってあんまり着ていきたくないですよね。
なので、カーキとグレーが良い落としどころかな、と管理人は思っています。
あと、スズメバチの「巣」なんですが、人里だとよく家の軒下や屋根裏に作られているのをTVニュースなどで見かけますが、基本的にスズメバチは土の中に営巣します。
ましてやキャンプ場や山林といった建物の少ない場所ではほぼ確実に土の中か、木の幹のしたあたりに巣がありますので、誤って踏んでしまったり、巣のある木にハンモックを設営しないように注意してください。
刺されてしまったら
まぁ、殆どの日本人は知っている思いますが、スズメバチに刺されると「痛い」だけじゃ済みません。
蜂、特にスズメバチの毒は強力で、様々な成分が混ぜ合わされており、危険です。
直接作用とアレルギー反応(アナフェラキシーショック)により、最悪死に至ることもあります。
そこで、刺されてしまった場合は、残念ですが念のためキャンプや野外活動を中止して病院に行くことを強くお勧めします。
病院に行く前に、少しでも症状を軽くする為に自分でできる応急処置としては
とにかく冷やす
近くに水道や、ペットボトルの水がある場合は流水で冷やします。
毒を抜く
刺された場所をつまみ、絞り出します。市販のポイズンリムーバーがあれば完璧
(こんなやつです↓)
軟膏を塗る
抗ヒスタミン系のステロイド軟膏で、幾分マシになります。救急セットに一つ入れておくと安心ですね
蜂に襲われた時にやってはいけないこと
振り払う
ハエでも追い払うかのように手で振り払われると、蜂は攻撃されたと認識し、興奮してさらに攻撃してきます。ゆっくり距離をとって逃げてください。
叫ぶ
大量の蜂に囲まれたら、叫びたくなるほど怖いですが、グッと我慢です。
蜂は匂い、振動、音に敏感ですので、大きな音を出すと興奮します。静かに離れましょう。
刺された所におしっこ
「熊に死んだふり」と同じく、間違った言い伝えです。
傷口から雑菌が入るだけです。
口で毒を吸い出す
ワイルドでカッコイイですが、毒を経口摂取することになり危険です。
これやって平気なのは、もの〇け姫のサン位です・・・(笑)
まとめ
秋はスズメバチが活発なので服装、香水に気を付ける
地中、木の幹にハチの巣が無いか確認する
刺されてしまったら病院、応急処置は冷やす・毒抜く・軟膏塗る
と、こんな感じにまとまりました。
キャンプ、アウトドア好きである以上スズメバチとも上手くやっていかなければなりませんよね。あくまでも、彼らの世界にお邪魔させてもらっているという気持ちを持って遊びに行きたいと、管理人も思います。
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