夏のアウトドアの天敵「虫」
どうも、アウトドア大好きな癖に虫苦手マンこと野営.jp管理人です。
もうキャンプにハマってから5~6年経ちますが、いまだに虫嫌いを克服できずにいます。というか多分一生彼らと分かり合うことはないと思います・・・(笑)
それだけ虫嫌いでも今までソロキャンプを始め釣りなど多くのアウトドア活動をしてきた私が、効果的な虫よけの術を今回お伝えしていこうと思いますので、僕と同じように虫嫌いのキャンパーさんやパートナーが虫嫌いで一緒にキャンプに行ってくれない!とお嘆きの方の力に少しでもなれたらなと思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。
虫対策に重要なポイント3つ
キャンプにおける虫対策のポイントは
テントに入れない
刺されない
刺された場合の対処
この3つになります。
これに加えて「虫が居そうな場所」もよく考えてからテントの設営を行うことで、キャンプ中に虫で嫌な思いをすることが激減します。
木の近くや下、日陰、花がいっぱい咲いている場所は注意が必要で、そういうところを好む虫が多いので、自ずと集まってきます。 また、水場は蚊の発生源であるという事も頭に入れておいてください。
ここからはポイント別で解説していきます。
ポイント1 テントに入れない
要は、自分の近くに虫を近づけない方法ですね。
近くに来なければ、見ることも刺されることも無いので安心です。管理人が実際に行っている方法は
蚊取り線香を焚く
シンプルで古典的ですが、基本中の基本です。
あるのとないのじゃ、全然刺される確率が違ってきますので、虫よけスプレーと共に夏のキャンプの必携品にしてください。
蚊取り線香を焚く際のコツは、複数置くこと。場所も適当ではなく「風上に一つ」「足元に一つ」置くようにしましょう。
蚊取り線香の匂いが苦手な方や、煙が苦手な方は足元に2つでも大丈夫です。
それから、色々な蚊取り線香を使ってきたのですが、やはり金鳥の蚊取り線香が一番コスパ、匂い、効果のバランスが良く、必ず使用しています。
明るいランタンは離れた位置に
蛾など夜行性の虫は光に集まる習性があるので、光量の強いランタンは「誘蛾灯」としてサイトから少し離れた所に設置することで、サイトに寄って来る虫を軽減してくれます。
どんなランタンが「誘蛾灯」に使えるかは、以前お勧めのランタンについてまとめた記事の「メインランタン」と表記している物になります、興味のある方は是非ご覧になってください。
虫除けスプレー
わざわざ言わなくても皆さん知っているでしょうが、キャンプ以外にも、夏のアウトドアの必携品と言えばやっぱりこれですね。
使用する際は刺されやすい首回り、手首、足首、腰回りにしっかり噴霧し、対策を行ってください。
お勧めの虫よけスプレーは「サラテクト」です。
以上が、テントに虫を入れないポイントでした、これに加えて、「テントの入り口をこまめに閉める」などを徹底することで、夜中に刺されてかゆい思いをしなくても済みます。
ポイント2 刺されない
上に書いた、「虫を遠ざける方法」を行ったとしても、不意に虫と接触してしまう事があり、そんな時刺されないようにするためには
服の色に気を付ける
これはハチ対策になりますが、実は黒じゃなくても危険な色があります。
ハチの視界というのは、日本ミツバチを除く殆どの種が白黒に見えており、例え黒じゃなくても、色が濃ければ狙われやすくなります。
キャンプとなるとどうしても汚れても目立たないように色の濃い服を選んでしまいがちですが、万が一ハチの巣に気付かずに刺激してしまった場合は大変な事になりますので、注意が必要です。
管理人もあまり色の薄い服は好みではないのですが、そんな時に便利な色が「カーキ」です。
もちろん白に比べればリスクはやや高いですが、これくらいが楽しみつつ対策をする落としどころなのかな、と考えています。
木の下に設営しない
強い日差しを避け、木漏れ日の中で過ごすキャンプは素敵なものですが、虫対策の観点からいうとあまり良い設営場所ではないかもしれません。
というのも、木は虫にとってもオアシスの様なもの。直射日光と天敵の鳥から身を守ってくれるだけじゃなく、美味しい葉っぱや樹液まで提供してくれる素敵な場所です。
つまり、色んな虫が集まる訳です。樹液を求めてハチが、葉っぱを求めて毛虫が、日陰を求めてムカデが。
まさに毒虫の宝庫。虫嫌いの方は絶対木の下で設営するのをやめておいた方が良いです。
日陰が欲しいなら、素直にタープ張りましょ?そうしましょ?
ポイント3 それでも刺されてしまった時
これだけ対策したとしても、自然の中にいる以上刺されるときは刺されてしまいます。
そんな時、どうしたらいいのか?
蚊
よく耳にする「患部を爪で×印」や、一時ツイッターでバズっていた「50℃のお湯を掛ける」は全くのデタラメなのでやらないでください。また、我慢できずに掻きむしってしまうと「とびひ(伝染性 膿痂疹 )」になることがありますので、特にお子さんに注意を促しましょう
正しくは患部は冷やし、かゆみが酷い場合は市販のかゆみ止めを塗布するのがベストです。
蜂
まずは落ち着いてその場を離れます、巣があった場合の援軍対策ですね。
その後は、患部にまだ針が残っている場合は毒液が注入されないようにそっと抜き、患部を流水で流します。ポイズンリムーバーを持っていれば、体内の毒を吸い出すことが出来ます。
毒を吸い出す際は必ずポイズンリムーバーを使用し、決して口で吸い出さないでください。毒が口から回ります。
そのあとはアナフィラキシーショックの症状(呼吸困難や嘔吐)が出ないか注意しつつ、氷水で患部を冷やし、場合によっては医療機関へ。
毛虫
毛虫の有毒毛に触れてしまった場合、赤い発疹と痒みが出ますが、絶対に掻きむしらないようにしてください。掻いたことにより毛が皮膚の奥に入ってしまったり、発疹が広がってしまいます。
触れてしまった場合はガムテープで優しく患部の有毒毛を取り除き、強めの流水で洗い流し、そのあとかゆみ止めの軟膏で処置します。
発疹が酷い場合や、上に書いた方法でも収まらない場合は皮膚科を受診することをお勧めします。
ムカデ
よく言われてるムカデ毒の対処法に「温熱療法」というものがあり、43℃~45℃のお湯で毒を失活させる方法ですが、キャンプ中にその温度を一定に保ち運用するのは現実的ではない為、流水で患部を洗った後に患部を冷やし、鎮痛債で痛みを散らし、キャンプを中止して病院に行くのが最適解です。
(アナフィラキシーショック以外で)ムカデ毒で死ぬことは無いですが、かなり痛いので無理せず噛まれたら撤退しましょう。
最後に
ふぅ・・・、以上が野営.jpが思うキャンプ場での虫対策です。
途中調べものをしていたら虫の画像が不意に出てきて心臓が止まりかけました。もう虫関連の記事は書きたくない・・・(笑)
とはいえ、こんなに虫嫌いの管理人ですら5年以上もアウトドア趣味を続けていられますので、虫嫌いを理由にキャンプなど諦めていた方、対策をしっかり行った上で思い切って行ってみませんか?キャンプに。
虫なんかどうでもよくなる位の魅力がありますよ。