そろそろ冬キャンプの季節! 低温やけどにご注意を!
どうも、野営.jpです。
寒くなってきましたね~! 今この記事を書いている10月、北海道は紅葉がピークに達しており、朝晩は0℃近くまで冷え込む事が多くなってきました。
そんなわけで、実質もう冬の装備でキャンプに行くことになったんですが、寝る時に使う湯たんぽやカイロ、電気毛布で低温やけどを起こしてしまう事がありますので、注意喚起のため記事に起こしました。
北国では三種の神器ですからね、小さいころからお母ちゃんに低温やけどにならないように訓練されましたから、是非参考にしてください
低温やけど とは?
やけどと言うと、高温の物(熱湯とか熱したフライパンとか)に誤って触れてしまってなるイメージが強いですが、低温やけどはその名の通り低温で起きます。
具体的には44~50℃位の温度の物を長時間体に当て続けると起きてしまうんですが、中々気づき辛くて重症化してしまう事があるみたいです。
症状としては
Ⅰ度:皮膚表面に損傷、赤くなってヒリヒリとした痛みを伴う
Ⅱ度(浅):水ぶくれができ、赤くなって痛みを伴う
Ⅱ度(深):患部が赤くなったり、紫色や白く変色する、痛みを感じない
Ⅲ度:皮膚のすべての層に障害を受ける。 黒色、褐色または白色になる。水ぶくれはできず、 痛くない。
症状としてはこんな感じですね。
実際なったことは無いのですが、う~ん・・・痛そうです。
部位によってもなりやすい場所があるそうで、脛やくるぶし、肘、かかと等の皮膚と骨が近い部位は特に注意が必要です。
また、低温やけどになるまでにどのくらい時間が掛かるかというと
44℃で3~4時間
46℃で30分~1時間
50℃で2~3分
50℃だと結構短時間でなりますね、寝るとき以外にも活動中に使うカイロも注意が必要そうです。
低温やけど防止策
まずは、湯たんぽ、カイロ、電気毛布の三種の神器を使う上での鉄則
三種の神器は寝る前のシュラフを温める為のブースト! 就寝中は外に出すべし!
基本的に寝る時には全部シュラフの外に出します。
さぁ、寝ようとシュラフに入った時に中が冷たいのと温かいのじゃ全然違いますからね。
でも、ど~~~~しても寒くて眠れない場合は、湯たんぽの温度を下げ、カバーをしっかり付けて体に直接触れないようシュラフの足の方に追いやって使う手もあります。
ただ、寝がえり等でポジションがズレてしまえば体に当たってしまう事もあるので、これは完全自己責任ですが・・・
電気毛布も「弱」設定にしてシュラフの下に敷いておくと低温やけどを防ぎつつ温めてくれます。
もし低温やけどになってしまったら
素直に病院で診てもらいましょう。やけどの深度が深ければ壊死してしまった箇所を切除したりと、専門的な技術が必要で、素人には到底処置は不可能です。
放っておくと重症化して切除範囲が広くなったり、治癒に時間が掛かってしまったりとデメリットだらけなので、キャンプ場から直行位のイメージで良いと思います。
最後に
冬キャンプ楽しみにされているのに、不安にさせるような記事ですみませんでしたッ!
でもなっちゃったら結構シンドイ目に遭いますし、折角楽しいキャンプですから、できれば痛い思いは無い方が良いですよね。
これから長い冬がやってきます。野営.jp管理人も低温やけどと凍傷に注意しつつ、何とかこの冬も楽しく乗り切ろうと思います!
ではまた次の記事でお会いしましょう!