冬キャンプのテント選び、気をつけるポイントとは?
寒い冬に行なうキャンプですから、欠かせないのが寒さに強いテントです。では、その寒さに強いテントの選び方のポイントはどこなのでしょうか?
ポイント1 テント裾の長さとベンチレーション(換気口)
これから冬キャンプの準備をされるというキャンパーの方は、テント裾が長くてベンチレーション機能があるテントを選びましょう。
テント裾が長ければ、隙間風や冷気をシャットアウトしてくれます。また、もしお持ちのテントの裾が短い場合でも、シートで裾部分を覆う事で、似た効果を得ることが出来ます。
ベンチレーション(換気口)は、テント内でストーブなどの暖房器具を使う上で必ず使う機能です。
ポイント2 テントの形
YouTubeやブログなどで冬キャンプをされている方のテントを見てみると、多くの方がツールームテントかティピーテントを使用されています。この二つのタイプのテントが多く選ばれている理由は「室内の空気を温め易いから」です。
ツールームテントはテントとタープが一体となっている為、前室でストーブを焚けば、寝室も共に温められて非常に暖かく過ごせます。もちろん、広い前室を利用して料理をしたり、食事をしたりと、我が家のようなリビング空間にすることも可能です。
ティピーテントは三角形のテントの頂上にベンチレーターが付いているのが特徴のテントで、調理や暖房で出た熱を逃がさず、煙だけを外に排出してくれる作りになっています。また、見た目も自分好みにアレンジしやすいテントですので、おしゃれなキャンパーさんの間では人気のテントとなっています。
ツールームテントおススメ2選
コールマン ラウンドスクリーン2ルームハウス
ツールームテントの定番、コールマンのラウンドスクリーンです。ベンチレーションがしっかりと付いていて、通気性は抜群です。これなら中でストーブを使用しても換気には困りません。3面オープン可能なドアが前室内にありますので、冬はしっかりと閉めて暖かく、夏は開放的に開け放って使うことも可能です。
ノルディスク Reisa 6
まるで秘密基地のような見た目で、男心をくすぐられるこちらのテント。見た目だけじゃなく機能面も非常に冬キャンプにおススメのテントです。
本来、このテントは6人用なのですが、冬キャンプで使用される際は寝室を一つにして、残りの部分をリビングにする事によって広い空間が確保できます。
ティピーテントおススメ2選
テンマクデザイン サーカスTC
大人気のティピー型テントです。人気ゆえに入手が難しいですが、それでも追い求めたくなる魅力があります。素材がポリエステルとコットンの混紡素材で、熱に強く結露もしにくいのが特徴です。頂上部にベンチレーションを備え、裾も長いので、まさに冬キャンプ向けのテントといえる逸品です。
テンティピ ジルコン 7 CP
このテントの最大の特徴が、上部に採用された「チムニーオープニング」というストーブの煙突を出す為の機構が付いて、テント中に薪ストーブを入れて使うことが出来ます。薪ストーブファンにはたまらないですね。
もちろん裾も長めに作られていますので、隙間風対策もばっちりです。
テント内でストーブを使用する際の注意点
薪ストーブも石油ストーブも、テント内で使用する際には十分に注意が必要です。というのも、基本手に本来テント内では火気厳禁ですので、テントの注意書きをよく読み、換気を十分に行なって下さい。
火事はもちろんのこと、一酸化炭素中毒にも十分注意し、警報機を併用される事を強くお勧めします。
冬キャンプを楽しむ、ちょっとしたコツ
AC電源を利用してみる
キャンプ場によっては、AC電源を設置してくれている場所があります。事前に宿泊予定のキャンプ場を調べてみましょう。AC電源があれば電気毛布や電気カーペットを使用できますので、寒さ対策がかなり容易になります。
テントの設営
木や建物、車の側などの風の直撃を防げる所に設営するのがおすすめです。また、雪が積もっていた場合はスコップなどで必ず地面を平らにならして整地しましょう。床が斜めっていては安眠は絶対できませんからね・・・。
シュラフ(寝袋)の温めは昔ながらの湯たんぽで
晩ごはんを作る際に、一緒にお湯を沸かして湯たんぽを作ってシュラフに入れておくと、寝るときに寒い思いをしなくて済みます。湯たんぽが無くても、ペットボトルやキャンティーンにお湯を入れて使っても同じ効果が得られます。
適したテントとちょっとしたコツで冬でもキャンプを!
冬のキャンプの最大の敵は寒さですが、それさえ対策する事が出来れば、夏のキャンプを凌駕する魅力を、冬のキャンプは備えています。
寒さで澄んだ空に広がる星空を、暖かいココアでも飲みながら眺めるひと時は最高の非日常感をもたらしてくれます。キャンプ場も空いていますし、もし他にキャンプをしている人がいても、それはもれなく同好の士ですので、思い切って声を掛けてみて仲良くなる。なんて楽しみ方も出来てしまいます。
そんな素敵な冬キャンプに、今年は是非チャレンジしてみてください。