出会いはYouTube
1年ほど前にソロキャンプで使う道具の軽量化を考えていた頃に、いつも拝見させていただいている大好きなキャンプ動画を見ていると、投稿者の方がバックパックから小さく畳まれたウッドストーブを取り出し、組み立て、小さな枝を中で燃やしてラーメンを作っているのを見たときに「これだ!」と思い、即座にamazonnで注文してしまいました。
以前からソロキャンプで使う装備を軽量化したいと考えていた私にとって、このウッドストーブは最適だと思ったからです。
結論から言うと、私は買ってよかったと思う道具でしたが、やはり人によってはデメリットに感じる部分が大きかったりしますので、次からは私が感じたメリットとデメリットを発表します。
メリット
とにかく軽い、コンパクト
一番惹かれたポイントですね。重量はたったの116g、収納状態の厚みは約2センチ位で全然場所を取りません。
かっこいい焼き色
チタンで出来ている為、使うとまるでバイクや車のチタンマフラーのようなカッコいい焼き色が付きます。
アルコールストーブの五徳兼風防に最適
ウッドストーブとしてはもちろん、アルストの五徳兼風防にも使えます。五徳と風防を2つ用意しなくても良いので、荷物を減らせます。
お手入れが簡単
組み立て式ならではといったところでしょうか、バラすと一枚の板のようになりますのでとても洗いやすいです。
デメリット
本格的な調理用としては心細い
お米を炊いたり、ラーメンのお湯を沸かしたりといった場合は申し分ないのですが、組み立て式の為か重いスキレットなどを上に乗せと、ぐら付いたりして少し心もとないです。
地面から火が近い
焚き火台として使う場合、薪を乗せる部分が低い為地面を焦がしてしまいます。直火禁止のキャンプ場や、燃えやすいテーブルの上での使用は注意が必要です。
他のウッドストーブと比べると、少々火力不足
バーゴのウッドストーブの他に有名な物といえば、SOLO STOVE(ソロストーブ)の製品が有名ですが、こちらと違い二次燃焼機能は付いていませんので、単純な火力では劣ってしまいます。
本体が小さいので大きな焚き火には向かない
ソロ用のウッドストーブとして開発されているので当たり前ですが、大きな焚き火には不向きです。ソロキャンプで小さな焚き火を楽しむには良いですが、家族や仲間と囲む焚き火には小さすぎます。
活躍する場面
ツーリングやソロキャンプに
上で書いたデメリットにもあるように、本格的な料理をするには向きません。ですが、バイクツーリングや、トレッキングでちょっとお昼にラーメンを作って食べたい等の場面では、手軽に使えて場所も取らないため非常に便利です。
また、ソロキャンプでの食事の準備にも大変重宝します。私はよく、焚き火や炭でメインの料理(焼肉等)をしながら、このウッドストーブでお米を炊いたり、熱燗を温めたりしています。
アルコールストーブの五徳兼風防に
メリットのところにも書きましたが、アルコールストーブとの相性がとてもいいです。全方位をしっかり覆ってくれる事で、風を殆どシャットアウトできますのでアルコールの気化が進み、高火力を維持しやすいです。
1年使ってみての感想
1年間、毎回キャンプの度に使ってきましたが、今も不具合無く道具として役立ってくれていますので、耐久性は問題ないです。
使った後に付く焼き色も個人的にはとてもカッコよく感じ、所有欲を満たしてくれます。こうゆうのが男心をくすぐるんです。オイルランタンのように、実用性よりもロマンを感じるのがこのストーブの魅力の一つだとおもいます。
上で述べた洗いやすさも、キャンプ場ではありがたかったりします。使った食器と一緒に洗い場に持っていってついでに洗えるので、面倒な後片付けが少し楽になりました。
デメリットの欄に「二次燃焼機能は無い」と書きましたが、煙突効果はちゃんと発揮されていますので、ただ単に物を燃やした時の炎と比べると段違いの火力ですので、ちゃんとウッドストーブとしての機能は果たしていると感じました。
素材は二種類
今回レビューしたのはチタンのモデルでしたが、バーゴ ヘキサゴンウッドストーブにはもう1つ「ステンレススチール」のモデルも存在します。
チタンの物より重いですが、その分重いものを乗せた時のグラつきも軽減されています。値段もチタン製より安価ですので、とりあえずウッドストーブが欲しいという方は試してみるのもアリだと思います。
チタン
ステンレススチール
まとめ
今回は1年間使用したバーゴ ヘキサゴンウッドストーブのレビューでした。
正直、実用性ではガスストーブに勝てないですが、それでも使いたくなるロマン溢れる道具だと思っています。私と同じく、ソロキャンプをされる方やバイク乗りの方、登山をする方にもこのウッドストーブはおススメです。