キャンプで眠るのは想像しているより大変!
慣れない環境の中、いつもと違う寝具で眠るというだけでも、デリケートな方なら眠るのに苦労されると思いますが、キャンプともなると、いつもとは別世界で眠ることになります。(それが魅力でもあるのですが)
無論、外で寝る訳ですから、家で眠るのとは全く違います。対策をしなければ薄いテントの壁や床の一枚向こうは外と地面です。テントだけではごつごつとした地面の感触がモロに背中に感じられてしまいますし、風の音や雨音なんかも休むことなく聞えてきます。
そこで今回は、キャンプでの寝心地を少しでも向上させる方法やアイテムをいくつかご紹介致します!これを参考にして、寝不足で運転して帰るなんて事の無いようにしてくださいね!
テントの床部分への工夫
まず何とかしたいのが床のゴツゴツ感ですね。
テントの床だけだと、布一枚隔てた向こうは地面ですから、当然背中にはゴツゴツした地面の感触がそのまま伝わってしまいます。
それを防ぐ一番の方法が、単純ですが下に何か敷いて、地面と体の間に層を作ることです。
安上がりなのは、グランドシート+銀マットの組み合わせ!グランドシートをテントの下に敷くことでテントへの汚れも防ぐことができますし、一石二鳥です。
銀マットは、見た目がちょっと悪いですが、結構柔らかさがあるので、テントの中に敷けばかなりゴツゴツ感を軽減できます。断熱効果もありますのでテント内の温度調節にも一役買ってくれます!
見た目も良くしたい方には、レジャーシートという選択肢もあります。
色々なデザインのレジャーシートが各メーカーから発売されていますが、一押しはやはりコールマンのレジャーシートでしょう。
お洒落なデザインで、敷くとテント内の雰囲気がガラッと明るくなります。銀マットの室内に飽きてきた方は一度試してみては如何でしょうか?
コットを使ってみる
コットとは、持ち運びのできるベッドのようなもの。
組み立て式になっているので、キャンプにも勿論持っていけます。物によってはかなりコンパクトになる商品もありますので、まさにアウトドア用ベッドと言えるでしょう。
地面に直に寝ると、地面の感触と冷気が体に伝わってしまい、寝心地の悪化につながります。
特に冷気は、寒い季節には大敵となります。体と地面との距離を離して暖かさを確保しましょう!
寝心地以外にも、もう一つ利点があります。コットをテント内に置くと、コットの下にスペースが生まれます。そのスペースに荷物を入れる事で、散らかりがちなテント内の収納にも一役買ってくれます、踏んでしまうと壊れるものや危ないものなんかをコット下に収納したり、嵩張る衣類や寝袋を使うまで収納しておくと良いかもしれません。
エアーベッドの使用
更なる寝心地を追求される方には、エアーベッドという選択肢もあります。
少々コストが高いですし、空気を入れる手間がありますが、極上の寝心地を提供してくれます。なんといっても、空気の入れる量でベッドの硬さを調節できますから、自分好みの硬さのベッドで朝までグッスリ!贅沢で優雅なキャンプを最後まで楽しめます。
ただ、エアーベッドは通気性が悪いので、結露や湿気は大敵です。せっかく買ったエアーベッドにカビでも生えたらショックですよね。寝るときは直にではなく、寝袋かシーツを敷き、使わない時には干しておく等、工夫が必要です。
また、寝ていると徐々に空気が体重で抜けてきますから、連日使用される場合には、手元にポンプを用意されておいた方が良いでしょう。
枕は大事!
正直、荷物に余裕があるのでしたら、いつもご自宅で使われている枕を使うのが安眠の観点から言えば一番いいのですが、普通の枕だと嵩張りますし、いつも寝室で使っているものを野外に持ち出して使うのにも抵抗があると思います。
筆者がキャンプを始めたての頃は、ザックに服を詰めて簡易的な枕にしたり、寝袋をカバーに入れたまま頭の下に置き、枕代わりに・・・なんてことをしていましたが、やっぱりバランス悪いんですよね(笑)
枕に関しましては、完全に個人の好みによりますので、「これが一番いい」と一言で言えないのですが、最低限枕代わりになるものを一つ用意しておいたほうが良いです。忘れていくと首を痛くしたり、寝辛かったり、楽しいキャンプの妨げになってしまいますから。
何を枕に持っていこうか迷ったなら、空気を入れて膨らませるアウトドア用の枕を持っていくのをおススメします、空気を抜いて畳んだ状態なら、コンパクトに持ち運ぶことができます。
音対策をする
隣のサイトが夜遅くまで賑やかだったときは勿論、自然の環境音も結構うるさく感じられることもあるので、気にされる方は耳栓を一つ用意されると良いでしょう。
慣れれば、むしろ自然の環境音は最高の睡眠用BGMなのですが、最初のうちはうるさく感じられるかもしれません、キャンプ以外にも車中泊なんかでも活躍してくれると思いますので一つ持っておいて損は無いと思います。
最後に
概要欄にも書きましたが、キャンプでの睡眠は翌日帰宅する時まで影響する大事なことです。
しっかり睡眠を取り、事故など無いように家まで帰りましょう。
「家に着くまでがキャンプ」です。
それでは皆様、良いアウトドアライフをお過ごしください。