何が違う？ 高い炭と安い炭
キャンプやBBQをする際、ホームセンターやアウトドア用品店で炭を買うと思いますが、同じ炭なのに値段が違うのにお気づきでしょうか？
実は単に炭といっても素材や作り方によって種類が数種類あり、白炭・黒炭・オガ炭・マングローブ炭が存在します。今回取り上げたい安い炭というのがその中の「マングローブ炭」で、大抵ホームセンターなどで1キロ100円で売られている安価なものは大抵マングローブ炭です。
勿論、安価でどこでも手に入りやすく、火付きも良いというメリットはあるにはあるのですが、やはり「安かろう悪かろう」ですので、メリットを上回るデメリットを感じたので、3つにまとめました。
使わない方が良い理由その1 「火持ちが悪い」
上に書いたとおり、着火はとっても容易に出来るのですが、反面火持ちは大変悪いです。
とはいえ、キャンプでのBBQなので、プロの焼肉屋さんのように白炭まで使うことは無いのです。こだわる方ならいざ知らず、高級な白炭を毎回用意するのはちょっとシンドイですからね。管理人の個人的な考えとしては黒炭で十分だと思っています。
だがしかし、マングローブ炭・・・きみはあまりに短命すぎる。
ようやく火が熾火になり、さ～てお肉の時間だ♪ とテンション上げて焼き始めてしばらくするともう継ぎ足が必要になるほどに燃えてしまっている事がしばしば・・・。
これについては「ひょっとして私の使い方が悪いのか？」と気になり、色々な方のブログやサイトなどを拝見したのですが、同じ事を感じている方が非常に多く、「マングローブ炭」というのはそういうものなのだと理解しました。
火持ちが悪いので、どうしても持っていく量が多めになってしまうので、荷物が余計に増えます。
使わない方が良い理由その2 「臭い」
炭火料理で一番のメリットといえば、香ばしい炭の香りと風味が食材に移る事。焼き鳥も秋刀魚もガスコンロの数倍美味しくなります。
そんな大きなメリットの風味と香りですが、マングローブ炭は着火時に目にしみる刺激臭が発生し、ちゃんと炭化させない内に食材を焼いてしまうとむしろ味を損ねてしまいます。
対策としてはしっかり炭化させてから使用する事ですが、理由その1に書いたように火持ちが悪く、炭の継ぎ足しの頻度が高いのでその度に気にしなくてはいけないので、ちょっとまどろっこしいと感じてしまいます。
使わない方が良い理由その3 「爆ぜる」
これが一番嫌な理由です。この記事を書こうと思い立ったのがこの事を書きたかったからと言っても過言ではありません。
炭なんて爆ぜるのは当たり前のように感じますが、それにしてもマングローブ炭のさらにハズレを引いたときの爆ぜ方は、まるで焼き台に花火を突っ込んだかのような爆ぜ方をします。おっかなくて人間やテント、タープの近くで着火したくありません。
現に何回か上着に穴が開きましたし、火の粉が目の前で爆ぜた事もあります。その度に思うのが「小さい子供がいなくて良かった」です。
もし爆ぜたものが目に入りでもしたら・・・せっかくの楽しいBBQも台無しですよね。
完全に熾ってしまったら流石にもう爆ぜることはありませんが、炭の継ぎ足しを行なうとまた新しい炭が熾るまで爆ぜます。その間はいつ爆ぜるかヒヤヒヤしながらお肉を焼くことになり、食事に集中できません。
最後に
ここまで安い炭は使わない方が良いという話をしましたが、人によっては「なに言ってんだ、マングローブ炭で十分だ」「使い方が悪いだけ」という意見もあると思います。
たしかに、しっかり炭を使いこなせる方や、多少のことなら我慢できるという方はこの炭でも問題ないかと思いますが、全ての人がそうとは言えないのです。扱いが難しい事に変わりはないので、手軽にアウトドアで炭火を楽しみたい人にとってはそれだけで十分大きなデメリットになると思い、今回「安い炭は使わない方がいい」という結論に至りました。
値段にして数百円の差なら、爆ぜも少なく、炭火の良い香りが楽しめ、火持ちもそこそこいい黒炭等の他の炭で快適にBBQを楽しんだ方が良いと思いませんか？
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